初心者必見!マシンピラティスとマットピラティスの違いとは?ピラティスの種類を徹底比較(寝屋川市のパーソナルピラティス教室)

この2~3年ぐらいですごい勢いで広まった「マシンピラティス」今は第3次ブームやなどといわれていますが、特別な人がするエクササイズではなく、年齢や性別を問わず触れることができる身近な運動の1つになっているのではないでしょうか?
そこで今回のブログではマットピラティスとマシンピラティスの違いを比較してみました。メリットやデメリット、向いている人向いていない人もまとめています。「ピラティスを初めたいけどどれがいいのかわからない」「マシンとマットの違いが判らない」「自分にどれがあっているのかわからない」という方は全公認してみてください。
①ピラティスの種類:「マットピラティス」と「マシンピラティス」がある
今はピラティスといえば「マシンピラティス」が有名ですが、日本全国で行われているピラティスではマットピラティスが先に知られました。各地のスポーツクラブ、スタジオ、公民館などの公共施設で行われるようになったのは2000年代に入ってから。アメリカで2000年代初めにピラティスブームが起こったことがきっかけとなり、日本に入ってきたと言われています。
日本ではフィットネスクラブが「マットピラティス」をクラブのレッスンプログラムに取り入れたことが一般の方へ知られるきっかけを作りました。
また、当時はインターネットが普及し始めていたころで、ネットを通じて日本全国へアメリカのピラティスブームが広まりました。
また、有名なところでは渡辺満里奈さんが「ピラティス道」という本を出版し、ピラティスブームの後押しをしました。私がインストラクターをしていたスタジオにもありましたね。
②マットとマシンとの違い:マットはすべてを自分でコントロール=「弱いところを鍛える」マシンはスプリングとストラップの力を借りることで「伸ばしながら鍛える」
マットピラティスはピラティスマットの上で、プロップス(ボールなどの補助道具)を使いながら「自分だけの力でインナーマッスルをコントロール」することが重要です。つまり、インストラクターの指導の下「使いづらいところを使えるようにしながら不調を整えていく」ことを繰り返すレッスンです。具体的に言うと「お腹のインナーマッスルの使い方を学ぶことで、腰痛が楽になる」などどいうことですね。
ここで大切なのは「自己流にならないように注意する」ということ。補助道具といっても自分で使うのでマシンのようにスプリングがあるわけではなく力の入れ具合やセッティングの場所を正しくしないといけません。また、自己流にする=自分が楽にできることを選ぶ、ことを無意識にしてしまうので
鍛えたい部位へのアプローチができていないということも起こってしまいます。
マシンピラティスはピラティス専用のマシン、良く知られているのは「リフォーマー」というマシンですが、これ以外にもいろんなマシンがあります。
ほとんどのマシンにはスプリングがついており、このスプリングで負荷を変えてエクササイズを行います。負荷を変えることができるので年齢や運動経験の有無や体の状態などによって様々な対応ができます。マットよりは初心者向けと言われていますが、マシン自体の扱いに注意をしないと大けがに繋がりますのでインストラクターの適切な指導が不可欠です。
スプリングやストラップを使いながら行うので「硬い部分のストレッチ」や「できないことを明らかにしてくれる」ことが自分の体を深く知り、意識しやすいという点はマットよりも顕著だと言えるでしょう。

今月もご依頼いただきました。写真は寝屋川市の担当職員からいただいたもので掲載許可をいただいています。
②-1:マットピラティスのメリットとデメリット・向いている人向いていない人
マットピラティスのメリットは「手軽さ」です。スタジオ等で行ったレッスンを自宅で思い出しながらするにも、マット一枚あれば簡単です。レッスンの時だけでなく家でも復習をすること、動きを体へ記憶させるスピードを早くします。「レッスン+家での復習」はピラティスが上手になることだけでなく、体の不調を整えていくことを早めてくれるでしょう。
次に、「スタジオなどのレッスン料金もリーズナブル」なことです。マットピラティスはグループレッスンで行うことが多く、1人当たりの単価がパーソナルレッスンよりもかなりお手頃です。気軽にピラティスを始めたい方にはおすすめです。
また、レッスン中に目的の筋肉を動かすコントロール力やそれを感じ取る体の反応の良さがある方は、グループでマットピラティスを行っていても体への変化を感じられるでしょう。
デメリットはやはり、「個人に対応していない」ということです。先に述べたようにグループレッスンで行う=一般的な動きが多いということになり、人によっては全くできない、どこに効いているのかわからないということを感じる方も少なくありません。過去にマットのグループレッスンの経験があるけどまったくわからなったからここへ来た」というお客様が当教室に来られている例もあります。
次には「自分の体の弱点が分かりにくい」ということです。自分の力ですべてを行うマットピラティスでは、特に「苦手なエクササイズのときに自己流に陥りやすい」ということが起こりやすいのです。良くお客様から尋ねられるのは「お腹がなかなかへ凹まないのはなぜか?」ということがありますが、
これはざっくり説明すると「お腹のインナーマッスルにアプローチできていない」ということです。ではなぜアプローチできていないかといえば「肩の力、腕の力が抜けていないからお腹へアプローチできていない」ということになります。つまり、肩の力や腕の力を使わなくて済むぐらいお腹を使えていないということになりますが、これを体で習得するには個人に合わせた細かく丁寧なレッスンが必要となります。
これらをあわせてどんな人がマットピラティスに向いているか?を考えてみると
「リーズナブルな料金でピラティスを楽しみたい。体に大きな不調や悩みを抱えていない人」が向いていると言えるでしょう。また過去に運動経験がある人は自分の体のコントロール力や反応が良い方も多いのでマットピラティスでも体への良い変化は感じられることもあります。
逆に向いていない人は「料金に関係なく体の悩みを改善したい、個人に合わせたレッスンをやってもらいたい」という方です。
②-2:マシンピラティスのメリットとデメリット・向いている人向いていない人
マシンピラティスのメリットは「自分でアプローチできないところへ効かせやすい」という点です。ストラップを手や足にかけてスプリングの負荷を与えることは、体のコントロール力を高めてくれます。逆に言えば、コントロールできないとエラーが起こり(代償動作)それを自分ではっきりと感じ取れるので、自然とエラーをしないようにエクササイズを続けることになります。
具体的に言うと「下腹のインナーマッスルがうまく使えないから、脚を上げたままだとすぐに太ももが疲れる、腰が反る」ということが良くある例ですが、下腹のインナーマッスルを使うことを意識し続けてエクササイズを丁寧に行えば、腰への負担は少なくなり脚も疲れません。その分、鍛えたいお腹は活性化されるので引き締まっていきます。
次に「硬い部分をストレッチできる」という点です。特に背面の硬さはほとんどの方に当てはまりますが、自分で行うストレッチでは的確に目的の部位を伸ばすことは難しく、変わらないことが多いようです。マシンではスプリングの負荷があるので自分の意思とは関係なく必要な分を伸ばせます。
その次に、「自分一人ではできないことができるようになる」という点です。これは、継続的に続けた場合においてとなりますが、例えば仰向けで脚を高く上げるなどのエクササイズはお腹のインナーマッスルの力とコントロール力をかなり必要とします。マットの上ではコントロール力を発揮できずに首や肩などに負担を大きくしてしまいがちですが、マシンでは脚にストラップを付けて、スプリングの負荷に耐えながら持ち上げて行うのでお腹のコントロール力を強く意識しないといけなくなり、このことがしなやかな背骨の動きとお腹のインナーマッスルの活性化に繋がります。

デメリットは「レッスン料金が高い」という点です。マットのグループレッスンでは1万円を下回るレッスン料金もある場合もありますが、同じ地域でもマシンのグループレッスンでは月のレッスン回数が同じであれば1万円を上回ることが多いようです。
次にグループのマシンピラティスのレッスンの場合においてですが「マシンの扱いに不慣れなのでレッスンに集中できない」ということがあります。
パーソナルのマシンピラティスのレッスンではインストラクターがストラップを手や足につけてくれたり、スプリングの負荷を変えるときも自分で行う必要がなかったりすることが多いですが、グループの場合にはすべてを自分で行います。スプリングが重すぎて自分で変えられずに戸惑ってしまうことは多々あるようです。もちろん、インストラクターが注意点やコツなどは教えてくれますが、30人などの大人数のグループレッスンではその声がスタジオ内の音楽や空調の音で聞こえづらいこともあるようです。また、インストラクターの姿が見えないとレッスンについていけいないということにもなりやすいです。私個人としては、マシンピラティスを始めるならば大人数のグループレッスンよりも、インストラクター1人につき2人までのセミパーソナルか
マンツーマンレッスンをお勧めします。
これらを合わせてどんな人がマシンピラティスに向いているか?を考えると
「料金よりも体への効果を望む人、体の悩みをしっかり整えることに向き合っていきたい人」が向いていると言えるでしょう。スプリングの負荷を軽くすることで同じエクササイズでも負担を少なくできます。マシンとセットで使うボックスなどを使うことでマットよりもエクササイズのバリエーションが更に増え、リフォーマーにおいては数百種類と言われるほどです。初心者や高齢者などの運動が苦手な方からアスリートのコンディショニング、体幹トレーニングまでバラエティーに行えます。
逆に向いていない人は「レッスンをリーズナブルな価格で続けたい人」といえるかもしれません。ほかにも運動を行っている人はピラティスだけにお金も時間も割けないという現実があることも理由の1つかもしれませんね。
ピラティスは少人数グループかパーソナルがおすすめ:個人に合わせた的確な指導が
体を変える!

高齢者の方には同じエクササイズでも軽減法を多用して行います。
当教室ではマットとマシンを併用したパーソナルピラティスを行っています。
教室にはピラティスが初めての方がほとんど。運動経験が少ない方も多くいらっしゃいます。年齢も幅広く20代前半から70代後半までの方々が通ってきてくれています。お悩みはそれぞれ違いますが共通しているのは「体の前側のインナーマッスルの弱さ」です。筋肉がないというよりは「使いこなせていないから弱くなっている」と見受けられます。
ここで「マットピラティス」の出番です。マットは自分で体をコントロールしなければならないので代償動作が出やすいですが、私が声かけ(以下、キューイング)をして「注意する点とできるようにするためのコツ」をお話しすることで防ぐことができます。キューイングを頼りに「自分でお腹のインナーマッスルのコントロールを覚える」ことをしっかり覚えていただくことが何よりも大事です。マットではピラティスの基本の体の使い方(特にお腹のインナーマッスル)の学ぶエクササイズを繰り返します。
マシンピラティスはこのマットで学んだお腹の使い方を基にストラップやスプリングの負荷をうまく利用しながら「伸ばしながら鍛える」ことを行うエクササイズです。背中や胸などの硬いところはストレッチができるので、柔軟性が高まり背骨の長さを感じられます。ストラップがあることでマットでは難しいエクササイズにも挑戦できたりします。マシンと一緒に体の隅々まで意識できるようなレッスンです。

体の使い方を知ること=未来の体は今の自分が作る。楽しい人生のためには健康が一番
健康な体には健康な心が不可欠です。私自身の経験ですが、心が健康でも体が健康でないと心の健康を保つのは難しいと感じています。
なぜなら「不安」がいつでも自分のそばから離れないから。でも、自分の体をコントロールする術を身に着けられたらどうでしょうか?
腰が痛いときには「あー、きっとお腹が使えていなかったなあ。忙しかったしなあ…今日は家に帰ってからちょっとピラティスやって整えよう」て思えたら素敵ではないでしょうか?
大げさに大きな動きをしなくてもいいんです。まずは呼吸からやってみましょう。吸って吐くを繰り返すことは自律神経を整える唯一の手段です。
背中のふくらみを感じて肩の力が抜けていくことを感じる。微細な体の動きに集中することは脳のリフレッシュにもなります。
未来の楽しい自分をイメージしながら「今」できることは体と心の健康を保つこと。当教室ではピラティスでそのお手伝いをしています。