肩こり改善にはピラティス!
肩こりの原因は肩甲骨を寄せる筋肉の弱体化
左右の肩甲骨を寄せることができますか?
日常生活の中では肩甲骨を反らせる動き(胸を張る)よりも、肩甲骨を離す動き(背中を丸める)
の方が多いですよね。スマホを見る、パソコン作業、テレビを見る。。。などはその典型。
前にある対象に注意をすると、次第に首が出て背中は丸くなっていきます。
同時に肩も丸まって肩甲骨周辺の筋肉は伸びきって、寄せることが難しくなってしまいます。
更に、頭は約5キロぐらいの重さ。肩の上にまっすぐ乗っているから頭の重さは感じないで済むのですが、
背中が丸くなり肩より頭が前に出てしまうと、正常な姿勢ではないので筋肉への負担になります。
これが肩こりの原因。
背中が丸いと耳の位置もずれて肩こりになりやすい姿勢になります。
こうなってしまうの肩甲骨周辺の筋肉の弱さと体幹の弱さ。
つまり、胸を張ることをしないことが日常的なり、肩甲骨を寄せる筋肉が使われないようになります。
逆に背中を丸めることで、胸を縮める筋肉を使いすぎて硬くなってしまっています。
その上、姿勢を正すためのインナーマッスルも弱いために、悪い姿勢で過ごす時間が長くなります。
自分では気がつかないうちに、上記のような姿勢が普通になってしまい、常に肩こりとなっているのです。
ピラティスで肩甲骨周辺の筋肉と体幹を鍛える
ピラティスでは体幹を鍛えることがよく言われていますが、大切なのは
体の動きを正確に覚えること
もちろん、肩甲骨周辺の基本的な動きも行います。
肩は「上げる(挙上)下げる(下制)、前突(前に出す)、後退(後ろへ引く)」
の4つの動きが滑らかにできるといいです。この動きを教室でもスタジオでも必ず行います。
やってすぐに肩が快調になる!というわけではないですが、継続していただければ上がらなかった腕が上がったり、
伸ばせなかった肘が伸ばせるようになってきます。これは本来の肩甲骨の動きを取り戻した成果です。
そして、重要なのは体幹を使うこと=胴体の奥の筋肉を使って四肢の負担を少なくすること
ピラティスで体幹を鍛えることで、自然と膝や肩の痛みが改善されていくのは、体幹を鍛えて使い方を覚え、
少ない力で効率よく動くことを覚えるから。
ピラティスをして、1つしかない体を丁寧に大切に使っていきましょう!