膝の曲げ伸ばしができないのはなぜ?

太腿の筋肉

膝を支える筋肉は太腿の筋肉

膝が痛いという方は多くいらっしゃいます。膝周りをマッサージしてもほとんど効果はありません。原因はこの筋肉が弱っていることと硬くなっていることが原因です。太腿前の筋肉は膝を伸ばすために使う筋肉、後ろ側は曲げる為の筋肉です。

そして後ろ側が硬くなると伸ばしにくくなり、前側が硬くなると曲げつらくなります。どちらにせよ柔軟性と強さが必要です。

膝の屈伸の筋肉

膝が痛くなるのは太腿前の筋肉の硬さ

よくランナーの方や成長期の子供が膝が痛いというのは太腿の筋肉の柔軟性が乏しいからです。彼らは普段から鍛えているので強さはありますが、
柔軟性は少なくなっています。なので、スポーツの後には必ずストレッチをした方がいいよというのはこの為。

特に成長期の子供が起こす有名な「オスグッド」という症状は膝の下側が痛くなります。これはまだ成長段階で骨が柔らかく、太腿前の筋肉が硬くなりすぎてひざ下の骨を引っ張ってしまうことからおこる痛み。太腿前の筋肉はひざ下まで繋がっているので、硬くて強いと柔らかい骨を引っ張りすぎてしまいます。これを防ぐ1つの方法として、日々の太腿前のストレッチを必ずすることが重要です。

膝が伸びないのは太腿後ろ側の筋肉の硬さ

膝が伸びなくて困っている方もいます。特に高齢の方です。これは膝裏の筋肉や太腿後ろ側の筋肉の硬さが原因。後ろ側が硬くなると膝を伸ばそうと思っても、後ろ側の筋肉が引っ張りすぎて伸びません。

膝を滑らかに動かすためには太腿を鍛える

膝が滑らかに動かすためには太腿を鍛えながら柔軟性を保つことが大切です。では、どのように鍛え方があるのでしょうか?教室ではまずマッサージで太腿前、後ろ側、内側を緩めた後でピラティスのショルダーブリッジを行います。両脚で行うことができたら片脚で行うなどして強度を上げます。

この動きは、主に弱りやすいハムストリングや内腿強化に効果が高いエクササイズです。

ショルダーブリッジと太腿前トレーニング

膝はとても働き者の関節です。その分、日常生活でも運動でも膝が痛くなると、たちまち困ってしまうことが多くなります。変形してしまうことも多い部位でもありますので、日頃からのケアとトレーニングが必要です。

太腿前や外側はよく使われる分、後ろ側は使われずに弱ってしまっていることも多いですが、鍛えることで女性には嬉しい内腿の引き締めやヒップアップにも効果があります。また、外側の太腿のハリが取れて脚のラインがキレイになる効果もあります。

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