呼吸法について~ブレーシングとドローイング~
結論はどっちが良いということはない
筋トレでもよく聞くブレーシングとドローイング。どっちがいいのか?どう違うのかってわかりますか?ざっくりと説明すると。。。。
ドローイング⇒お腹を凹ませて固める呼吸法
ブレーシング⇒お腹を膨らませて広げた状態で固める呼吸法
膨らませて広げて固めるってどういうこと?って思いますよね。
メディカルな領域から言うと「どちらもやる」
現在、「カラダ改善指導講座」という講座を今年の2月から1年間にかけて、週1のペースで勉強中の私。師である島田幸生先生にお尋ねしました。
(https://www.medical-trainercollege.com)
メディカルの領域では両方するそうです。
ドローイングは吐く息でお腹を凹ませて腹圧を高める。ブレーシングは吸って膨らませていって腹圧を高める。どちらも腹圧を高めるのは同じです。
ただ、腹圧を高めることを「自覚しやすい」のはドローイングの場合が多い。そこからメディカルの領域では、まず、ドローイングでお腹を凹ませて固めて呼吸をするということを感覚で得られたのちに、ブレーシングを練習していく、ということが良い方法だと推奨されているそうです。
これについては科学的なエビデンスがあるわけでないらしいです。
どちらも腹筋のインナーマッスルを使う方法であり、肩や首などに余分な力が入ることはよくありません。
運動学習の順番としては①ドローイングでお腹を使うことを学んで習得②ブレーシングを学ぶ
ドローイング⇒吐く息でお腹を凹ませて固めることで、腹圧を体幹を維持する
ブレーシング⇒吸う息でお腹を膨らませて筋肉を広げて腹圧を高める
どちらも大事でどっちが悪いということはないですが、スポーツの分野ではブレーシングの方が「筋肉を広げて」いる分、動きやすいと考えられています。が、これもいろんな説があります(^^:)
ピラティスの呼吸法「胸式ラテラル呼吸」というのは一種のブレーシングにあたると考えられます。吸って肋骨を広げて吐く息で肋骨を閉じるように
引き下げていき、それをキープして呼吸をしながら四肢を動かす。
そう考えると、ピラティスの呼吸法をしっかりることだけで体幹がしっかりしてお腹痩せに繋がったり、腰痛が良くなったりすることに納得がいきます。