腰椎椎間板ヘルニアって言われたら何をすればよいのか?(ピラティスでパーソナルトレーニングを提供!AMIのブログ)
腰椎椎間板ヘルニアとは?⇒腰椎の骨と骨(椎体)の間の椎間板から組織が突出
腰の辛い症状はいろいろありますが筋肉の疲労によるものが多いように現場や自分の経験から感じています。その中で別の理由で辛い状態になっている人の中にはこの「腰椎椎間板ヘルニア」の方は多いようです。ちなみに、私も腰椎椎間板ヘルニアを患っていました。
この腰椎椎間板ヘルニアになったら痛みやしびれを伴う方もいます(痛みを感じていない方もいる)理由は上記の図のように椎間板の中から組織が飛び出たことですぐ横にある神経を圧迫するから。
では、しびれなどが何故起こるのでしょうか?
腰椎にある神経は下肢にある神経のスタート地点(神経根)です。つまり、腰の下へ続く脚の神経に影響を与えます。その結果、脚(=Leg)や足(=Foot)の動きを悪くしたり、しびれを起こすことになってしまいます。
引き起こしやすい人って?⇒座って前傾しているときは負荷が約3倍
腰椎椎間板ヘルニアを引き起こしてしまう方のライフスタイルって何でしょうか?
まずは重いものを持つ仕事や習慣がある人。ちなみに私が腰椎椎間板ヘルニアと診断されたのは出産後に育児で大変だった時(泣)腰が痛くて痛くて
病院で待っている間も座っていられず、子供と遊ぶときは床に横になりぬいぐるみを手にして相手をしていました。。。。
立位での腰椎への負担を100とした場合に、仰向けや横になって寝ているときは100未満の負荷ですが、
・立位で前傾姿勢 ⇒150
・立位で前傾姿勢で荷物を持つ ⇒220
・座位 ⇒140
・座って前傾 ⇒185
・座って前傾で荷物を持つ ⇒275
(出典:ナッケムソン「姿勢の変化による椎間板内圧の変化」:「medical trainer college」の講座で教えていただきました)
というように座っていて前傾していると約2倍、荷物を持とうとすると約3倍にも負荷が加わります。
なので、環境や状況によって変わるかもしれませんが、一般的にデスクワーカーの方が立って仕事をしている方よりも負荷は高い可能性があります。
ということは、一般的には前屈をするような動作では痛みが出たり、強くなってしまうことがあります。軽度の腰椎椎間板ヘルニアでは、通常の生活で起こる前屈時では痛みが出ないこともありますが、膝を曲げて荷物を持ち上げるなど注意することが良いでしょう。すでに痛みや違和感があるときは前屈動作は避けた方がいいと思います。
症状を緩和させるには?⇒姿勢を良くする=背骨本来のS字を取り戻そう!
エクササイズは体幹やインナーマッスルを鍛えることをやろう
背骨が本来持つS字カーブを保てなくなってくると姿勢不良になっていきます。そうすると筋肉のバランスが悪くなり、背骨のあらゆる部分に負担がかかりやすくなります。これが腰椎だと腰椎椎間板ヘルニア、頸椎だと頸椎椎間板ヘルニアと呼ばれる症状を引き起こします。
じゃ、どうすればよいのでしょうか?背骨をキレイなS字カーブに戻していくことが大切です。それにはインナーマッスルの強化が必要となってきます。
なぜなら、骨に近い体の奥にある筋肉がインナーマッスルだから。つまり、背骨に近いところの筋肉が弱いこと(もしくは硬い事)がキレイなS字を保てない原因なのです
教室では体幹トレーニングも取り入れてレッスンを行っています
教室ではマッサージで体を緩めて、硬いところはストレッチをしてから動きやすい状態にしてから、強化したいところのトレーニング(主に体幹トレーニングやチューブトレーニングなど補助道具を使って)をする流れで行っています。
緩めて、伸ばして、活性化して(力が入りやすいようにして)最後にそれらを連携して体をバランスよく使うためのピラティスを行うようにしています。
もちろん、柔軟性が高い人や体幹がしっかりしている人、ピラティスに慣れている人は緩める時間やストレッチを短くして鍛えることやピラティスの時間を多くとります(^^)
しかしながら、ヨガやピラティス、ジムに通いなれて運動習慣がある人でも「体幹」を使うことが苦手な方は多いようです。体幹を使えることはどんな運動においても日常生活でも大切な事です。そして姿勢を綺麗に保つためには欠かせません。
姿勢がキレイだとスタイルも良くなります。なぜなら、体幹が引き締まってくる=お腹やウエストが引き締まる、猫背も良くなっていくことが多いからです。
姿勢改善だけでなくボディメイクにもつながるピラティスをベースにしたレッスンをご提供しています。まずは体験からやってみませんか?
下記のWebからご予約可能です。