ピラティスで前屈ができるようになるのは何故?

パーソナルピラティス&ヨガsmileレッスン前後の体の変化

前屈は柔軟性だけですると危険!

前屈が苦手な方っていますよね?「硬いから床に手なんてつかないわよ~」ってお声をよく伺います。でも柔軟性だけでやるのは危険です。若い頃は筋肉がしなやかで柔らかく、床に手がついていた方もいたかもしれませんが、年齢と共に筋肉繊維は細くなり、硬くなりやすい。
若い頃と同じ感覚でやってしまうと、ある時「ピキッ」と腰を痛めてしまいます。

でも、ヨガやピラティスに限らずしなやかな筋肉を持つ方はいます。
何が違うのでしょうか?ずっと運動を続けているから?もちろんそれも理由の一つです。

答えはお腹のインナーマッスルを使うことと背骨を長く使うことを自然にできているからです。つまり、体の使い方を知っているということです。

前屈しているときの骨と筋肉の状態

お腹のインナーマッスルを使って腰を緩めることが大切⇒ピラティスで学ぼう!

立位で前屈しているときは上のような状態です。太腿の裏(ハムストリングなど)が硬いと感じるときは膝を曲げても構いません。青い矢印は力の方向です。赤い矢印は注意してほしいところです。

青い矢印のように背中側の筋肉を使うためにはお腹の奥の筋肉を使うことが大事です。そうしなければ前に倒れこんだりしてしまったり、腰を痛めます。

ピラティスではまず呼吸法を練習します。当教室ではお腹の奥を使うことを意識して呼吸をすることを「みっちり」練習します。間違っていけないのは
お腹を使う=お腹を凹ませて呼吸をすること「だけ」ではなく、ちゃんと左右の肋骨を中央に寄せる(よく聞く「肋骨を閉じる」という行為)をすることがとても重要です。

ピラティスではこの肋骨を閉じて呼吸をすることをしながら、腕や脚を動かします。「動きながらでも肋骨を閉じた呼吸をすることができる」ことをエクササイズで学んでいくことがピラティスレッスンです。

「ピラティスをすると腰がらくになった」
「ピラティスでお腹が引き締まった」
「ピラティスで体幹が強くなった」。。。。などと言われる理由です。

お腹を正しく使っている間は、反対側の筋肉=腰の筋肉や腰椎付近の筋肉は休まります⇒緩めることができます(拮抗筋の考え方)

つまり、ほとんどの人は腹筋を上手く使えていません。腰痛の方は特にそうだと言えるでしょう。いわば腹筋が必要な時に働かず「おサボり状態」です。この腹筋たちを叩き起こすことが「お腹の奥にあるインナーマッスルを使う」ということ。

ピラティスでは、意識してもらいやすいように常にインストラクターが声掛けをしてレッスンを行っています。

パーソナルレッスンの様子

パーソナルレッスンで自分の体を知って健やかに!

ピラティスにはグループレッスンとパーソナルレッスンがあります。どちらもそれぞれ利点があり、各々の状況や考え方、目標によってどちらを選ぶかは自由です。

ただ、姿勢改善をしたい、痛みを解消したい、しっかりと体の事を知って自分でメンテナンスをできるようになりたいなどという、一歩踏み込んだことを願うなら断然パーソナルレッスンです。

60分~90分をマンツーマンで行うパーソナルレッスンはトレーナー側も目の前にいらっしゃる方だけに集中してレッスンを行うので「違い」がすぐにわかります。それは良い変化も悪い変化も「見逃さない」ことができます。

次に、グループでは言い辛いことやわからないことをすぐに質問できるので、頭でちゃんと論理的に理解できてエクササイズができます。そうすることで
今しているエクササイズの「意味」がわかるので、「何に効いているかわからんけど、とりあえずやっている」という状態を避けることができます。

当教室では、まずタイ古式マッサージを行って心と体をリラックスした状態からピラティスレッスンを始めます。各々の体の状態によってはマッサージ時間を長くしたりもします。

当教室以外にも、パーソナルレッスンは体を知り、自分で整える為にはとてもいい環境です。パーソナルレッスンが初めての方はお近くのスタジオなどでぜひトライしてみてはいかがでしょうか?

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