股関節の詰まりはなぜ?

股関節の図
股関節はビキニラインの真ん中あたり、ちょこっと凹んだ感じがわかるかな?

股関節が詰まりやすいのは骨盤が前傾していること

股関節が詰まる感覚を持つ方は多いかもしれません。私もあります。左右共に感じていますが左は特に感じています。

痛みがあると辛いですよねえ。。。。何をどうしてもずーっと感じている。いろいろ試している方も多いと思います。

この原因にはいろいろありますが、1つには骨盤が正常より前に傾いていることがあります。

「骨盤前傾」という状態です。「反り腰」の方はこれにあたります。

骨盤前傾位とニュートラル位の違い
上記の2つの図を比べるとよくわかる。骨盤はいつも正常位(正面向き)であると股関節もつまりにくい

一般的に、女性は腹筋が弱く骨盤が前傾になりやすいことが多いようです。理由は骨盤を正常に保つために支える腹筋が弱く、正常な位置で保つことが難しく前傾してしまいます。なので、女性には反り腰の方が多いそうです。私も股関節が痛くて整形外科に行ったことがありますが、上記のような理由で反り腰と言われました。

そうすると骨盤と大腿骨(太腿の骨)の骨のジョイント部分=股関節がの空間が狭くなり、脚を胸に近づけるような運動の時に詰まりを感じ、時には痛みを感じてしまいます。

ピラティスのシングルレッグストレッチ
このポーズの運動はピラティスレッスンでもよくあります。股関節の詰まりを感じていませんか?

骨盤を動かしながら脚を曲げてみよう

ピラティスのテーブルトップ
②を書き忘れました。。。②は「上記のように・・・」です笑

骨盤を後傾気味(ピラティスでいうインプリント状態)にしてから脚を片脚づつあげて、テーブルトップ(上記のように両脚を上げた状態)をしてからエクササイズを行うようにします。

例えば、ピラティスのシングルレッグストレッチなどの股関節を曲げる運動をします。ヨガならアパナーサナ(両ひざを胸の方へ曲げて両腕で抱えるポーズ)そうすると詰まり感がマシになります。

これは、股関節を曲げるときに骨盤と連動させているからです。本来、ピラティスでは骨盤をニュートラル位(正面向き)に保ちながらエクササイズを行います。

股関節が詰まる
上記の矢印部分の空間が狭いと詰まりやすい。骨盤前傾の方は狭くなっていることが多い

骨盤前傾気味(反り腰さん)の方は骨盤を後傾することで脚があがりやすい

ただ、骨盤が前傾気味の方は骨盤をニュートラル位にすると股関節が詰まりやすく、その為に脚が上がりづらい。まして腹筋も弱いことが多いので、さらに脚が上がりづらい。。。なので上げるときに「よっこいしょ」というようになってしまいがち。「ふわ~っ」とは上げることが難しいのです。

ピラティスの動きからは少しズレてしまいますが、ちょっぴり骨盤を後傾してみると少しラクになります。ピラティスは骨格を意識して筋肉を本来の動き通り、正しく体を動かすことを学ぶエクササイズ。ですが、体の特徴は千差万別。人と同じことをするのではなく、正しい動きを知った上で、自分に合わせた動きを学ぶことが必要。

機会があれば試してみてくださいね。

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