ヨガやピラティスで痩せる?

ピラティスとヨガのポーズ
ヨガのヴィラバドラーサナ1とピラティスのハンドレッドの図

ヨガでもピラティスでも呼吸は一番大切

ヨガやピラティスの経験がある方は一度は呼吸の練習をレッスン中に先生に習ったことがあるのではないでしょうか?ヨガでは主に腹式呼吸を行い、ピラティスでは胸式呼吸を行います。。。。と聞いたこともあるかもしれません。

胸式呼吸:お腹を凹ませて胸を膨らませることを優位にする呼吸。鼻で吸い口から吐く呼吸です。コアの筋肉をキュッと締めたままお腹は膨らまさず肋骨の横や後ろ側に空気を送り込みます。※ピラティスではこの独自の呼吸を「胸式ラテラル呼吸」と呼びます

腹式呼吸:吸ってお腹を膨らませていき、吐いてお腹を凹ませるようにお腹を使って行う呼吸。※ヨガでは鼻で吸って鼻で吐くようにします。リラックス効果があるとされています。

腹式呼吸でも胸式呼吸でも「横隔膜」は使われています。横隔膜は呼吸の主動筋です。

横隔膜と呼吸の関係
横隔膜は吸うときに上がり、吐くときに緩んで下がります

ここからが本題。ヨガやピラティスで痩せる人と痩せない人の違いは?

さて、ヨガやピラティスをして体の変化はあります。じゃ、痩せない人と痩せる人の違いは何なのか?

私個人の変化は、ヨガでは呼吸が深くなり柔軟性が増しました。ピラティスをやり始めてから体重はほぼ変わりませんがお腹周りが痩せました。見た目が変わったんです。

私個人の経験と感覚から述べると、「お腹を凹ませて行う呼吸をしっかり行うことを知ったからということだと思います。実はヨガでもアシュタンガヨガにハマった時期がありました。アシュタンガヨガの特徴は「胸式呼吸で行うこと」「運動量の多さ」です。
つまり、胸式呼吸を行いながらたくさんの運動をすることが痩せることにつながったと感じています。

そして、アシュタンガヨガをする前に、胸式呼吸の正しい方法をピラティスでみっちり教えてもらったことが大きかったと思います。

ヨガでもポーズを行っているときには「下腹を締めて」とか「丹田に力を入れて」と先生から聞いたことがありませんか?これは胸式呼吸に近い呼吸です。ヨガでも動いているときはお腹を締めて(=凹ませて)行うのです。

胸式呼吸でお腹が痩せるのは腹横筋を使うから

胸式呼吸でお腹が痩せるのはなぜかというと、コアの筋肉の1つである腹横筋のトレーニング=呼吸だからです。つまり、腹横筋は呼吸の主動筋です

腹横筋のイメージと説明

上記の図からもわかるように、腹横筋を鍛えるとお腹が引き締まってくるので、痩せることになります。横から見たときの「薄いお腹」を作るのです。

どんな人も体重を書いた紙をおでこに貼って生活をしていません笑。じゃ、見た目が痩せていればいいですよね?お腹が薄いと体重に関係なく細くかっこいい。そんな人に自分もなれると嬉しいですよね?

胸式呼吸をマスターしよう!

胸式呼吸をマスターしたいと思いませんか?コツは「肩や首を力まずにすること」。私はオンラインでも対面のパーソナルでも、勤務しているスタジオでも胸式呼吸の練習をしています。スタジオのヨガレッスンでは、ストレッチの段階から「下腹を軽く締めて~」と声かけをしています。

①まず吸ってお腹を膨らませて口から吐く呼吸を繰り返します。⇒まずは腹式呼吸でリラックス。お腹を動かすことを意識することから。

②①を何度か繰り返した後、鼻から吸って口から吐いてお腹を凹ませキープ。肋骨を閉じている状態。凹ませたお腹のまま吸って吐くを繰り返す。⇒肩や首に力が入ってないか、顔や奥歯に力が入ってないことが重要。

③口から吐くときに脱力。また①に戻り、①と②を繰り返す。

※お腹を凹ませていてもラクに呼吸ができていることが重要。

家でもできる呼吸トレーニングです。当教室でも皆さんにやっていただいています。

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